EVERGREEN

好きな人が物書きなもので、つい。

【祝辞】0等星のあなたへ

加藤さん 奥様

 

この度はご結婚おめでとうございます。

加藤さんのファンの一人として、誠に勝手ながら祝辞を述べさせてください。

 

 

私が加藤さんに出会ったのは、2015年のことでした。

テレビ番組で拝見した加藤さんとNEWSに興味を持ち、

さまざまなお仕事をチェックするにつれて、

まさに『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読んだときの加藤さんと同じように

気づけば加藤さんに対して「自分じゃん」という感情を抱いていました。

 

人見知りなのに目立ちたがりだったり、

自分への期待が大きいが故に卑屈なところがあったり、

「みんな」の中で「みんなと違うなにか」になりたかったり。

それまで出会った誰とも分かち合うことができなかった矛盾を加藤さんの中に見つけて、

やっと世界に居場所を見つけたような気持ちになったのを覚えています。

 

しかしそればかりでなく、自分に似ている気がするその人は、

私よりもずっと優しく寛容で、聡明で、努力家で、

ステージの上でたくさんの光を浴びて輝いていました。

「自分と同じような生きづらさを抱えた人が、同じ世界でたくさんの人に愛されている」ーー

紛れもなく、それは私にとって大きな希望でした。

 

ラジオから流れてきた加藤さんの言葉に、涙を流すほど救われた夜があります。

「きっと今どこかで加藤さんも頑張っている」と思うことで、顔を上げられた朝があります。

 

選択の連続の人生で、進む方角に迷い立ち止まるときはいつも、加藤さんの存在が道標になってくれました。

加藤さんを応援することを通して、前よりも少しだけ自分を愛せるようになりました。

 

「好きな人」と言うには少し遠く、

「自担」や「推し」という言葉で語るにはあまりにかけがえのない、

私の世界で0等星の輝きを放つ星。

それが私にとっての加藤さんです。

9年の時が過ぎてなお、そんな存在は加藤さんの他にありません。

 

 

そして、これからもきっと。

 

 

実は、ご結婚の発表を受けてから今日まで、

加藤さんが結婚されたということにまだあまり実感が湧かないのもあって、

私の世界では全く色褪せることのない日常が続いています。

 

とはいえ、私自身のライフステージが何度変わっても、

グループや会社の体制が変わっても、

どんなときも加藤さんという光は変わらず私の世界を照らしていたので、

これから少しずつなにかが変わったとしても、

私は自然にその光を追いかけてしまうのだと思っています。

 

だから今こそこう伝えさせてください。

今日も、明日も、明後日も、変わらずずっと大好きです!

 

 

そしてもうひとつ。

こんなことを伝えるのはちょっとおかしいかもしれませんが、

結婚という選択をしてくれて、それを教えてくれて、ありがとうございます。

 

もしかしたら「結婚」という選択肢を選ぶことに躊躇いがあるかもしれない業界にあって、

お二人のための幸福を選び取ってくれたこと。

そして、様々なリスクを天秤にかけながら、それを公開してくれたこと。

 

アイドルであることを理由に加藤さんの人生が制限されなかったことにも、

変わらずどこまでもファンに誠実に向き合ってくれることにも、

率直に、とても安心しています。

 

また、これは都合の良い想像ですが、

もしも…………もしも今回の決断の裏に少しでも

「自分のファンは受け入れてくれる」という気持ちがあったなら、

加藤さんのファンの1人として、これほど嬉しいことはありません。

 

また「ファンとよい関係を築けている」と言っていただけるように、

折に触れてまたラブレターを交換できるように、

これからも加藤さんの瞳を輝かせる無数の星のひとつとして、

0等星のあなたへ手を振らせてください。

 

 

改めまして、この度はご結婚誠におめでとうございます。

加藤さんが在りたい加藤成亮で、加藤シゲアキで在り続けられるように、

おふたりで支え合って幸せな家庭を築いてください。

おふたりの幸せを心よりお祈りしています。

 

 

2024年3月13日

べーぐる