WEB歌集 J31Gate 第6回「時間」・第7回「乗り物」に参加しました。
ジャニーズ短歌WEB歌集 J31Gate 第7回 「乗り物 または 乗」#アイドル短歌 #ジャニーズ短歌 寄稿頂いた皆様ありがとうございました✈️ 次回テーマは「星」3/10募集開始 3/31〆切 4/5発行予定 pic.twitter.com/xpa4PKMcSy
— WEB歌集『J31Gate』 (@J31Gate) 2020年3月5日
他担の方が多く見る企画なので、できるだけ加藤さんやNEWSに興味を持ってもらえたらと思ってやっている節があるんですけど、純粋に見るのも詠むのも楽しんでます。
定期的に参加していると自分の中でも短歌を考えるのが習慣になってきて、掲載していただいたもの・選外にしたものも含めて溜まってきたので載せて行こうと思います。
〈 ジャニーズ短歌 “時間" 〉
〈欲しいもの:時間〉の解釈 正解は「ありがたいね」か「SOS」か
ラジオで「時間が欲しいね~」とよく言う加藤さん。そのあとには「ありがたいんだけど」と続くことが多い中、「正直キャパオーバー」「助けて欲しい」と続いた昨年末のシゲ部。あれから、どちらが正解なのかわからなくなってしまった。「加藤さん自身が文章表現を悩んでいる風でもある」という感想をいただいたのですが、その視点もおもしろいなと思いました。
迫り来る四季の頁をめくる手に焦り執筆進める次頁(みらい)
加藤さんっていつも時間に追われているなと。それは文筆業の締め切りであったり、NEWSのコンサートの準備であったりするわけですが、それらはすべて”NEWS”という物語の未来を描く活動なのだなと思い、書籍に喩えてみました。
キーボード叩き奏でる音楽は 午前3時 活字のワルツ
(加藤シゲアキ)
制服の波間に見えた横顔が君に似ていた渋谷・黄昏
(加藤シゲアキ)
君につく最後の嘘を考える 机の氷溶けるまでには
(氷温/加藤シゲアキ)
もしも今 タイムマシンがあったっていらない「今」を肯定したい
(NEWS)
少しずつ縮む寿命を少しずつ遅らすために今日も「生き」てる
まだ夢を見てもいいかな僕はまだ生きたい君と明日が見たい
(小山慶一郎)
流れ星止まった 君と目があった 宇宙にふたりぼっちのぼくら
(EPCOTIA)
またこれか アップデートが多すぎる 君の魅力も私の「好き」も
昨日より今日の貴方が愛しいと言い切れるから明日がこわい
〈 ジャニーズ短歌 “乗り物”〉
どこへでも行ける僕らのエンジンは愛と絆とイマジネーション
(NEWS)
夜空往くジェット機「あれも星だよ」と星に願わぬあなたは言った
星に祈るまでもなく、自分の努力で叶えてやる、と言いそうなのが手越祐也という人だと思う。毎日当たり前に空を横切るジェット機すら、常識に囚われない彼にとっては流れ星になりうる。常にチャンスはそこにある。「スター」の定義は自分で決める。
スティードの後部座席に乗って行く 君の瞳に映るまちかど
エッセイ 『できることならスティードで』から。エッセイを読むと、『ローマの休日』のように幻のスティードに乗せてもらって加藤さんの視点で切り取った世界や心象風景を旅しているような気持ちになれるので。彼の肩越しに見る世界は発見に満ちている。
タクシーの揺れが連れ来る思い出は遠く 港区 永訣の夜
(「岡山」/加藤シゲアキ)
ブレーキ5回は踏めずにワイパーで手を振ってみた 君にサヨナラ
(加藤シゲアキ)
加藤さんって自意識に負けて「ブレーキランプ5回点滅 アイシテルのサイン」とか出来なさそうだなと思って。代替案を考えたから気づいてほしい、という心情にも、本当は大好きだけど勝手に距離を取ろうと決めて勝手に去っていく日の心情とも読めるように詠みました。
助手席の君に恋する午後8時 ふたりぼっちの雨の首都高
(加藤シゲアキ)
〈 メンバーカラー 〉
幸せの色をわたしは知っている やたらと増えた服たちの色
着ることで君に気持ちが伝わると信じて纏う 似合わなくても
雪解けを待った季節を乗り超えて芽吹いた君はたくましい緑
(加藤シゲアキ)
紫は青と赤からできている 俺は抱える全部全部を
(小山慶一郎)