『変身論』レビューシート:NEWS LIVE TOUR 2025『変身』感想
教授、すみません、遅くなったんですが、横浜公演と福岡公演に参加してのレポートです。
まだ期中なので間に合いますよね??
あと、文字数無制限だったと思うんですけど、ちょこちょこ書き溜めていたらまた長くなってしまって…すみません、余裕で1万字超えてます。
- 変身
- JOYER
- チャンカパーナ/Chankapana
- タッチ
- weeeek
- 第一講:「変身の前兆」
- Cocoon
- ドライアイス.zip
- あっちむいてほい
- BE FUNKY!
- WHAT‘S NEW
- 第二講:「選択の岐路」
- 「生きろ」
- おやすみなさい
- TM
- CHOIYAMA
- 希望〜Yell〜
- ROOOTS
- JUMP AROUND
- BYAKUYA
- ごめんあそばせ
- 第三講:「変身の行方」
- クローバー
- さくらガール
- Snow Dance
- U R not alone
- ラブとラブ
- 君のままで
変身
シンプルなステージに左右からの最低限の照明、いつもの3人の立ち位置で始まった時に、正直「このパターンか」と思ってしまったんですよね。そしたらブリッジでバンド台が出てきて、城が出てきて、もう一度頭のフレーズから始まるという大転換。オープニングで魅せるというNEWSらしさの中で、最近のNEWSらしさからこれまで見せてきた別のNEWSらしさ(どうしてもお城って美恋のイメージなので)への変身。これって自分たちの最近の演出やグループの個性を客観視していないとできない攻め方なので、すごく考えて作っているんだなと言うのが冒頭2分で感じられてもうチケット代の元取った。本当にいい裏切りに合いました。
それにしてもちょっとディズニー映画のオープニングすぎてびっくりしたけども。
『変身』のスタジアムライブがあったら本当に花火上げられるのに…いやオープニングだからまだ明るいか…。
加藤さんはこの変身の前後半で歌い方もがらりと変えていて、ソフト面でもコントラストをつけられるスキルがあるの、本当に素敵!と思った。
通常公演では使われなかった『変身-Prologue-』、0:40-くらいからのめちゃくちゃJAZZなアレンジが大好きだったので、オーラスの特別演出として使われてて嬉しかった~!
JOYER
アルバムで聞いてたときから変身→JOYERの加速するような流れがすごくいいなと思っていたので、ライブでも2曲目に来てわかってる〜!と拳を突き上げちゃったよね。
ジョイポリスのデジタルライブは1日を通して公演されてるけど、「懲りもせずに今夜また集合」とか「粋なサマーナイト」とかかなり夜のイベントを想定して書かれているあたり、夜公演オンリーになった『変身』ツアーを盛り上げるための楽曲なんだなと思っていたら、振り付けも上手側~下手側~と手を差し伸べるカーテンコールのような振りで、まさにファンを歓迎してくれているようなイメージ。バンバンあがる特効で会場のボルテージも最高潮に。
余談ですが、この流れが好きすぎて、変身ツアー入った後にジョイポリスに行ったら『We are Team NEWS』が先にあって最後『JOYER』っていうセットリストに若干の落ち着かなさを感じてしまった(ジョイポリスの構成は盛り上げ曲3コンボで非NEWSファンの注意を引いた上でコラボ楽曲をやるっていう狙いですよねわかります)。『JOYER』のおかげで私こっからあと2時間行けますよ!!!と気合いを持て余したのでその足でワイルドウイングに乗りました。
冒頭の演出の後に続くセトリ、これがもしキンプリだったら『シンデレラガール』だろって感じだしNEWSでも『アン・ドゥ・トロワ』みたいな選択肢はあるのに、このシンデレラ城からスーパーカーで飛び出してガンガンロック流すみたいなセトリなのが最近のNEWSっぽいなと思う。ここはまだうまく言語化できてない感覚ですが。
それはそれとして、今回の演出を見て、『四銃士』で始まるディズニーオンクラシックみたいなオーケストラコンサートを見たいと改めて思ってしまったので何卒よろしくお願いします。(そろそろバンドの編成も味変したくない!?)
チャンカパーナ/Chankapana
サブスク1億回再生突破、おめでとうございます!
日本語→英語への変身という、定番曲でありながら今回のアルバムのコンセプトを象徴する一曲。
今回は原曲そのまま英語版にしてたけど、どうせやるなら嵐さんのRe:Bornシリーズみたいに、アレンジから変えても面白いのになと思う。『チャンカパーナ』はメロが強いので、ビックバンドジャズ、オーケストラ、EDMとか大胆なアレンジも行けると思うんですけど、どうですか?????(個人の趣味)
タッチ
カバー曲やろう!ってなってちゃんと音源化したのがフェスの主催にも何も関係なく『タッチ』なのずっとおもろい。アルバム発売してから「ちょっとこれNEWSの新アルバムの曲なんだけど聞いてくれる?」って言ってタッチを聞かせてびっくりさせるの、3人くらいにはやった。嘘じゃないもん!
「タッチ・タッチ・ここにタッチ」でバンドメンバーの腕を小突くシーン、加藤さんのお茶目さがたっぷり出ていて非常によろしかったですね。
福岡公演では2番でバンド台の柵の内側からアリーナに向けて手を振っていて、完全に一般参賀だった。プリティにしてロイヤル。うーん、沼。
weeeek
NEWSのアルバムツアーはいつもオープニングに拘って毎年「違うもの」を見せてくれる分、最初の数曲は見たことない景色にずっとドキドキして具合悪くなってるんだけど(なんで?)、その緊張を解いて「NEWSのコンサートに来たんだ…!」という実感をくれるのがいつも4~5曲目に入れられる定番の盛り上げ曲で。まさに『weeeek』みたいな定番曲と増田さんの「NEWS LIVE TOUR 2025 変身へようこそ!」のシャウトが、期待と不安と感動と緊張を一旦全部吹き飛ばして、純粋な「楽しい!」をくれる。
変えてくれるもの、変えずにいてくれるもの、そのバランスに感謝。
第一講:「変身の前兆」
昨日と今日の自分が、同じ存在であると本当に言い切れるでしょうか?
これはテセウスの船のパラドックスですね。作られたときと材料が変わっても、それは同じ船と言い切れるか?という問い。NEWSはこれまでもよく自分たちのグループを船に喩えていたので、おもしろいテーマを引っ張ってきたなと思った。
Cocoon
この曲はとにかくメインの映像の切り替えが最高で、(多分サビ前後で)繭から腕が出た瞬間に暗転させるところとか、切り替えの拍の取り方が気持ちよすぎて一人スタンディングオベーションしてた。
加藤さんが”変身”した青い蝶はやっぱりモルフォ蝶なのかな。モルフォ蝶のMorphoはギリシャ語で美の女神アフロディーテを指す言葉であり、「変身」を意味する「Metamorphose」にも使われているのでそれっぽいなと思っている。ちなみに青い羽根って「永遠の愛」「誠実」のモチーフとされることもあるのですって。ふーん、加藤さんじゃん。(?)
とはいえこの曲については個人的に加藤ソロ曲の中でも過去一考察が進んでいないので、シゲ担学会開きたいところです。「like a moth to a flame, I dance toward the lie」とか、この曲で蝶/蛾に絡んだ慣用句を持ってくるところ、シゲシゲしさがあっていいですよね。音楽部での解説かライナーノーツをどこかで…!何卒…!
ドライアイス.zip
「じゃもっとギュッとする?」の後の増田貴久(39)のあざとさにビビる。(断言)
映像がかなりY2Kな凝り方をしていて、3回見ていても「こんなんだったっけ?」という発見があって楽しかった。できることならセンステ+スモーク+フリフラ(Sugarみたいなペンライト制御)でまた見てみたい~!
福岡公演のとき、小山さんがweeeekでのファンのサボり方(屈伸スタイル)について「逆にキツくない?」って言ってたけど、それよりドライアイス.zipでの「ah-ah-ah-ah-ah-yi-ah-yi」で立ったり座ったりしてるのがかなりハードなのでは?と思っている。(何の心配?)
あっちむいてほい
去年のJAPANEWSで加藤さんがひとりで『あっちむいてほい』してくれた回に入っていたのですっかり忘れてたんですけど、そういえば今回のツアーが初めてだった。すっかり振付忘れてたよね。
そんであの、増田さんの「おかえり」があんなにメロいってどうして誰も教えてくれなかったんですか?????????
家の扉開けたら増田さんの「おかえり」が自動で流れるスマートホームに住みたい。私の「ただいま」を音声認識して流れてくれるのでもいい。今まで目覚まし時計は出たことあるけど、時代はスマートホームじゃないですかねやっぱり。小山さんの声で「お風呂沸いたよー」とか、電気消したら「おやすみっ(シゲ部の最後のやつ全30パターン)」が流れるとかそういうシステム組めないですかね???
あと「金ロー見てスイカの種飲んじゃったのどうしようヤバい」を一言一句拾う振付ついてるのに2回目の福岡で気づいた(MUSIC FAIRを見逃していたことがバレる)。ここの加藤さんが可愛すぎるのでライブと同じ画角で撮影してもらってもっと全国放送で流したいよ~!!!今後の音楽番組に期待。
BE FUNKY!
毎年NEWSのコンサートで加藤さんが近くに来てくれた瞬間の曲を加藤さんからのお告げだと思っている宗教くさいオタクなのですが、横浜公演では下手側のスタンド席だったので、『BE FUNKY!』のときのニコニコの加藤さんと腕振れて楽しかった~!
そんなわけで目の前で「Night and Day 悩んでないでススメヨ」と歌っていただいたため、この後友人から福岡1日目のチケットが余ってしまったという連絡を受けて、もともと日帰りの予定だったところを、2週間前に飛行機とホテル取り直して一公演追加しました💚
WHAT‘S NEW
アルバムで聞いた時はすごい構成が難しい曲だなという印象どまりだったけど、ライブで聞いてもっと好きになった曲。まさかシンガロングで一緒に歌って/踊ってって言われるとは思わなくて。一緒に口を動かして気づいたけど、「未来はそう悪くないさ」って生き方で教えてくれるのも、「これからも踏み出す日々で迷う時はいつだって」澪標になってくれるのも、いつだって加藤さんなんだよな、私にとっては。
NEWSのツアーは私にとっては(きっと他の皆さんにとっても)もはや一種の年中行事。クリスマス正月GW誕生日お盆NEWS。ツアーの時期だけ会うようなお友達もいるから、前回のツアーから今までの近況報告をするようなシチュエーションもあるし、ライブの中では、去年はそうでもなかったのに今年聞いたら刺さる曲があったりして、否が応でも1年間での自分の変化について考えている。そんなファン心理に刺さる「What up」「What’s new」の問いかけ。そう考えると”変身”って言葉の印象よりもずっと身近な行為なのかも。
「変身」のコンセプトにがっつり合わせて作られた曲だと思うけど、今後のツアーでもぜひセトリ入りしてほしい一曲。
途中の激しいリズムのところで加藤さんがJr.と同じ動きでバンドメンバーに絡んでいるところ、昔の漫画の手ブンブン回してポカポカ殴りかかってる様子みたいでかわいい。
第二講:「選択の岐路」
人は生きているかぎり、選び続けなければなりません
バックで流れるのがアルバムではInterlude用のインスト曲だったのに、ライブではNEWSの曲のアレジになっていて、ここでは『チャンカパーナ』のアレンジ。チャンカパーナ再生回数1億回突破のときの加藤さんのコメントにある通り、6→4になったとき「再出発の想いを込めたカップリングの『フルスイング』ではなく、あえてチャンカパーナでNEWSらしさを表現するという大きな決断」はこれまで何度も語られているNEWSの「選択の岐路」を象徴するエピソードなので、そういう文脈での選曲なんだろうな。
最近、NEVERLANDのライブ音源を聞いたら加藤さんの煽りのテンションが今と全然違くて「若っ!」と衝撃を受け、最近の加藤さんってとにかくめちゃくちゃ自由で、数年前でさえ、定点で比較したらすごく変わって見えるんだなと思った。でも、いくつになっても変わっていけるって、それこそが希望なのではと思ったりする。そこに痛みが伴うとしても、わたしもまだまだ、もっと自由に、変わっていける人間でありたい。
「生きろ」
Interludeで「信じるか、疑うか」「壊すか、守るか」という話をされた後に来る一曲目が『「生きろ」』なの、重いよ~!!!わざとだな?!(当たり前)
2018年にいろいろあったけれど、ただただNEWSを、加藤さんを信じた日々の先に、味スタで「あの時君が信じてくれたように」を聞いて泣き崩れたこと。オルゴールの音に合わせて祈るように『「生きろ」』を歌ったこと。4人から3人になって初めての歌番組での披露曲が『「生きろ」』で、やっぱり祈るようにパフォーマンスを見ていたこと。確かに『「生きろ」』は、生まれてからずっとNEWSの「選択の岐路」に存在している。
そんなわけで、『「生きろ」』の中でもとりわけ思い入れがあるのはCメロから落ちサビにかけてだったので、横浜公演で「あの時君が~」を増田さんが歌ったときに、すぐに「えっ」と変化に気づいた。その後の落ちサビ、元々はテゴマスで分担していて、3人になってすぐの披露では正直ちょっと増田さんが大変そうだった落ちサビを、加藤さんが力を込めて歌い上げていた。それが全然心配いらないくらい堂々としていて、加藤さんが主演を張ったドラマの主題歌として、より加藤さんをセンターに置きたくなる歌として完成した感じがして、ぐっときてしまった。
加藤担の皆さん、ネタバレせずに耐えてたの偉すぎで賞。
おやすみなさい
増田さんもきっとソロで音楽をやってみたいという気持ちはありつつ、グループとしての活動を大切にしたいという気持ちとの間できっと葛藤があったんだろうなと勝手に思っているのですが、それを「やる」という選択を今年選べたことって本当に素敵だと思うし、ソロのためにメンバーに歌詞を書いてもらって、そしてそれをグループでもやるという繋がりに、増田さんのグループに対する想いの強さを感じずにはいられない。
「ためらいは愛」とか、「言葉じゃない 想いよ、遠く」とか、加藤さんの書いた言葉たちはやっぱりそんな増田さんに向けたものなんじゃないかな?と思っている。
私にとって増田さんっていつまでたってもつかみどころのない存在で、宇宙みたいだなと思うことがあるので、映像がずっと銀河みたいなデザインだったのがすごくぴったりだなと思った。曲の後半から同じデザインのレーザーが加わって、私たちも気づけばその中にいる、というのも、増田さんの包み込むような歌声とマッチしていてロマンチックな演出でした。
これが本当にライブ限定だったらなかなか寝られないところでしたが、NEWSは最近ライブ音源をサブスク配信してくれることがわかっているので、安心して入眠できます。ありがとうございます。
TM
ソロアルバムの楽曲の次に増田さんソロが来るというこの流れも美しくて大好き。
衣装づくりをやる、ソロコンをやるという選択を経た未来で、メンステからセンステへ増田さんが一人堂々と歩いてこの曲を歌う、その足取りの力強さにメッセージ性があってよかった。
『XXX』から引き続き、今回も増田さんだけライブカメラで切り抜く演出がめちゃめちゃかっこよくて、オーラスで隣にいたカップルの彼氏さんも「映像かっこよくね?」って言ってた。そうでしょうそうでしょう。(誰?)
CHOIYAMA
CHOIYAMAとはなにかが未だによくわかってないけど、3回コンサート入るころにはほぼほぼ踊れるようになった楽しい曲。ジュニアから一人選抜でつかせるというのも、あの事務所の伝統を感じる要素で、小山さんの意思を感じたな。
小山十輝くんは特に歌が安定していて素敵だったけど、ジュニアと並んでパフォーマンスされるとやっぱり小山さんの手足の長さやその身体の使い方にすごく目がいって、熟成された魅せ方のスキルを感じた。
小山さんのソロで好きな曲を聞かれたときに『Starry』って答えるオタクが何言ってんねんって感じですが、やっぱり小山さんのダンスって素敵だと思うので、次あたりすごく事務所感のあるダンスナンバーとか踊ってほしい。
希望〜Yell〜
ステージ上で歌い踊るにゅすばたちと、ビジョンに映る過去の『希望〜Yell〜』の映像たち。
この5年の間、雑念を与えないように、3人以外のメンバーはカットされて過去映像が使われることもしばしばあったのに、20周年のドームを経て区切りがついたのか、今回は旧メンバーががっつり映っているカットが使われていることに新しい時代を感じながら映像を眺めていた。
4人のときも、3人になってからも、「過去の積み重ねで今がある」ということを小山さんがずっと言い続けてくれていたけど、そうなんだよな、今の3人はずっとNEWSという船に乗り続けている3人なんだけど、別のメンバーが目立つ場所に立ってくれたり、NEWSのために曲を取ってきてくれたり、そういう「これまで」があってNEWSという船は今の場所にたどり着いているんだよな…と思わずにはいられない。
そんなこれまでのハイライト、1カット1カット見るだけでいつのコンサートだかわかってしまって、それだけ長く強くNEWSを推してきたんだなあと実感して、2回目の福岡公演ではぼろぼろ泣いた。NEWSを好きになって約10年、ライフステージがどんどん変わっていく10代から20代をNEWSと共に生きてきて、彼等から受けた影響は数知れない。まだまだ人生で迷うこと、悩むことはたくさんあるけれど、今後10年も同じようにそばにいてもらうわけにはいかないのかもしれない、それでも私は生きていけるだろうか?とか、見えない未来のことをつい考えてしまって。
考えたって仕方がないけど、いつかは本当にそんな日が来る。だからできるだけ鮮明に、こういう景色や感情を覚えているしかないのかも。
いつでも取り出せるところに。お守りみたいに。
ROOOTS
ジュニアというルーツ、デビュー曲というルーツ、そして先輩のコンサートでパフォーマンスさせるというひとつの伝統、そんないくつものルーツを見せられた後ではじまる『ROOOTS』、今までのパフォーマンスで一番かっこよかった。増田さんパートの冒頭で『希望~Yell~』から取っている「hands up in the air」のフレーズが来るのも構成として美しすぎて。そこから『TEPPEN』や『星をめざして』といった過去曲のタイトルを辿り、与えられた名前を背負って「”This is NEWS BRAND”」と宣言する流れが、まさに根っこから大きな樹になっていく過程を感じさせるような大正解セトリ。
6人で歌い踊ったジュニアたちに対してクールな衣装で3人、振り付けもないのにアリーナ全体を支配するような存在感はまさにデビュー23年の幹の太さ。
JUMP AROUND
『ROOOTS』に引き続き、フレッシュなジュニアたちのパフォーマンスの後に渋い男物の香水みたいなセトリで大人の魅力を振りまいていくアラフォーアイドルNEWS。
『JUMP AROUND』、元はEPCOTIAの一アルバム曲だったはずなのに、3人になってからはライブでもフェスでもジョイポリスでもセットリスト入りしてるの、めちゃくちゃ出世曲ですよね。でもこの、少し辛口でグルーヴィーなサウンドが、年相応のかっこよさを演出できて今のNEWSにマッチしたんだなと思っている。実際にEPCOTIAでのパフォーマンスよりも、最近のパフォーマンスの方が熟成されてきていい味を出しているような気もしてる。ウイスキー??
最後「今夜は離さない」で3人集まってポーズを決めた時の画がかっこよすぎて、そのまま切り抜いてGQ JAPANの表紙にできる。
BYAKUYA
ありがとうございます。成仏。
ファンになりたての頃、WHITEに入ったNEWS担がみんな(デカ主語)『BYAKUYA』の話をしていて、生で見てみたい!と思いつつ、当時はまだライブに行けていなかったので半ば諦めていた曲。Strawberryでやってくれたのは嬉しかったけれど、外周のムビステというよりはやっぱり演出つきで見たかったな…と未練が残っていたのですが、まさか令和7年にそれが叶うと誰が思いましたか?????????
WHITEで出てきたハリポタの吸魂鬼みたいなやつがモニターに出てきたり、振付も一緒だったり、かなりWHITEのリバイバルな演出になっていて本当に成仏。
シャッタースピード下げてがっつり残像を残す映像演出も最高でした。あと最後の「BYA/KU/YA」に切り替えをはめているの気持ちよすぎ。最高。
衣装、あのピンクスーツで『BYAKUYA』!? と一瞬思ったのですが、モニターでモノクロになった時にちゃんとJr.は黒、NEWSは白に見えるようにコントラストが調整されていてすごかった。あのピンクの衣装は今回の変身のロゴの色味だと思うけど、多分衣装作る時からカメラに映ったときの明度差を計算してるのかも。
『希望~Yell~』でジュニアのみずみずしさ、その後の『ROOOTS』『JUMP AROUND』のハードなかっこよさと年齢相応のパフォーマンスのコントラストを見せた後に、「NEWSとジュニア」が一緒になって”事務所のエンタメ”をやる破壊力もいい。
選曲の意外性と曲のパワーで今回のコンサートの中締め曲になっていた印象。
ごめんあそばせ
変身というテーマから、多分いっぱい衣装を着替えるみたいな演出がしたくて、一番意外性のある衣装の手前にゲーム風のお着替えVTRを持ってきたんだろうなと思った。『BYAKUYA』の最後で吊りもののスクリーンの後ろに消えていって、『ごめんあそばせ』で出てくる時にはそのスクリーンが透けて障子みたいに見えるの、機構の生かし方が上手くて好き。
最初に横アリで見た時に絶対この後『KAGUYA』だ!とSAGA!SAGA!の心構えをしたんだけどまさかの一曲だけで終わってびっくりした。いやこの衣装1曲だけなん!?!?衣装の使い方がバブリー。(でももし変身のドーム公演があるならぜひあの衣装で『KAGUYA』も見たい)
去年までだったらair:manダンサーが大活躍する曲だったと思うんだけど、今年はJr.が黒子の衣装で控えていることでこの曲におけるNEWS3人の女性性が際立っていてよかった。
第三講:「変身の行方」
変わらずにあり続けるために、変わり続ける
人生は生生流転、生きているだけで老いていくし、周りの景色は変わっていくし。そんな中で自分の人生を生きていくためには、外的要素に相対しながら変化・変身していこうね、というメッセージなんだと思っている。
「あなたという星が灯ったことで」でペンライトに光が灯る演出、シンプルだけど細かいところまでこだわりぬいているのを感じられてよかったな。
クローバー
アルバムの『第3講:変身の行方』で「その輝きが、世界のどこかで、誰かの希望とならんことを」というフレーズを聞いたときから、このインタールードの後に『希望〜Yell〜』か『クローバー』が来てほしいなとずっと思っていた。
でも手前でJr.たちによる『希望~Yell~』があったので、元になってるものが一緒だしクローバーもは厳しいかな…と思っていたらまさかの『クローバー』のイントロが流れてきてその時点で号泣。
ステージ上には色とりどりの花とクローバーの造形。三つ葉もあり、四つ葉もある。そのそばにしゃがんで歌う増田さん。もう十分わかっているはずなのに、何度だってその優しさが私には嬉しい。
「希望」を歌い続ける、というのが、テセウスの船の命題においてNEWSをNEWSたらしめる要素のひとつなのではないかと思っている。バレーボール日本代表を応援するために結成され、今も「明日から頑張れよ」「220年後も一緒に」「労働!勤労!勉強!宿題!がんばる!」って歌と存在すべてで誰かを応援してくれている。
『クローバー』が生まれてからは、私にとって「希望」と聞いて真っ先に思い出される曲がこの曲になった。なんと言っても加藤さんの「希望を手放さないで 絶望に手を出さないで」ということばが自分にとってはコペルニクス的転回だったから。希望って闇の中を彷徨って探さなきゃいけないものだと思っていたけど、既に手の中にあるものだったんだな、と。そういえば『Snow Dance』にも「掌の輝きを絶やさずにいたい」というフレーズがあったな。今でもしっかり落ち込んだ時は決まって『クローバー』を聞く。いつでも聞けるようにダウンロードしてある、お守りみたいな曲。
NEWS EXPOでもセトリ入りしてたけど、あのときはMashupになった影響で肝心のサビがカットされてしまったのが結構寂しかったので(どのメンバーのパートも、やっぱりサビがメッセージとしてのサビだと思っている)、今回のツアーでもう一度『クローバー』をしっかりやってくれたことが、個人的にはすごく嬉しかった!
さくらガール
クローバー畑から樹生えた。(本当です)
これは結構衝撃で、ライブ終わった瞬間に別のグループ担の友人に「ちょっと、あの、桜生えたんだけど」ってLINEしたよね。
センステ上に二重~三重の円形トラス組むの、EPCOTIAあたりからNEWSの定番になりつつあるけど、ここに来てまだこんな使い方があったのか!と思わせてくれて嬉しい。このセクションでこんなに作り物のセットが多いのも意外だったんだけど、それこそ植物が大きくなるという成長/変身 の表現だったのかな。こういう演出が作れるなら、なんかもっとネイチャーなテーマのアルバムツアーもできそうだなって、これからのNEWSのライブが楽しみになった瞬間でした。
オーラスでは木に巻き付いている蔦の葉っぱにスタッフさんからのメッセージが書かれていたみたいで、自分のパートの時以外ずっと一枚一枚愛おしそうにそれを読んでいる加藤さんが印象的だった。STORYの特典映像で募集したエピソードの山を読むNEWSを思い出した。
Snow Dance
『さくらガール』の終わりまでずっと紙吹雪が舞ってたので、これ次の曲にも残すのかな?『Cherry Blossom Girl』今年もやる?とか思ってたらまさかの『Snow Dance』。紙吹雪がレーザーを反射して本当に輝く雪みたいに見えて、考えたな〜!と思いました。一瞬で春から冬まで季節が巡り、NEWSはセンステからトロッコで移動し、咲き誇っていたクローバー畑もその間に消えてる。だって冬だもんね。そういう文脈ができているのがすごく素敵。
最近XでSnow Manの『TRUE LOVE』がすごくSTARTO社のサウンドでいい!というポストが回ってきて、他グループのラブソング紹介の流れが出来てたけど、『Snow Dance』もNEWSの中ではかなりの甘々ラブソングなのではないだろうか。「もうなにもいらない 2人の現在があるなら」ですよ。福岡公演、これの前に『希望~Yell~』~『クローバー』で勝手にいつかの未来を考えてはしんみりしていたのですが、このパートで現在を楽しまなきゃなって加藤さんの歌声に引き戻してもらった。すぐに現在と違う思考が捗ってしまうの本当に悪い癖です。流行のMBTIで言うとこういうのN型の特徴なんですって。(めちゃくちゃN)(だろうな)
ちなみに福岡1日目、「君を愛せたなら…」で加藤さんが目の前のファンに手を伸ばしてたのが見えたんですけど、あそこの席の方はご無事だったかずっと心配しています。
今回のやつ然り、Strawberryの『サマラバ』然り、加藤さんって基本お手振りスタイルなのにたまーにそういうエグい構い方をしてくるよね。勘弁してください。
U R not alone
東京ドーム然り、「音楽」「NEWS EXPO」「JAPANEWS」然り、最近のURはメンステで歌われることが多かったので、トロッコだったのが新鮮だった。何度か書いているけれど、URがメンステじゃないときはいつも手越くんが近くに来ることが多かったので、実は加藤さんを近くで見ながらURを歌ったことってなくて。今回福岡が加藤さんサイドのスタンドだったので、それこそNEVERLANDからライブに通い始めて、ずっと加藤担をやってきて、今年やっと加藤さんとURを歌うのか……という謎の感慨で泣いた。
今回の福岡、1日目は友人の取ってくれた一般席、2日目は自分のFC名義の席だったのですが、2日とも同じブロックの同じ列で横に5番くらいずれただけという驚きの席運で、結局加藤さんが一番近くに来るのがURだったので、ああもうこれは運命ですという気持ちになりました(宗教くさいオタク・再)。しかも「自分で決めた道の上 すべてをかけて」のところで2日間とも指差しをもらったので、マジでちょっとお告げ。This is 何回引いても同じ啓示が出るおみくじ。2026年、自分の人生と選択に責任をもって、笑えるようにやり抜いていきたいと思います。
ラブとラブ
今回のアルバムで一番好きな曲。
QUARTETTOを思い出させるイントロの細かいクラップ、サビに重なるゴスペルのような分厚いコーラス、合間に挟まれるNEWSの声たちーーー短い一曲の中に、体温のある”人”の存在感がぎゅっと詰め込まれているアレンジが秀逸ですよね。青い春をともに過ごした友達、水だけくれたおっちゃん、コンサートでのNEWSと私たち、”ラブ”とはそういう場面で人と人との間に見えるものであることを音楽が象徴してる。今のNEWSのロゴをもじった「まるかいてちょんにしかくにさんかく」のフレーズだったり、最近のNEWSの楽曲でよく使われているスタイルのコーラスだったり、ライブで歌うことを想定されたナンバーになっていたり、NEWSのことをすごく研究してくださったのが伝わって、くじらさんからの”ラブ”も感じる。
くじらさんをちゃんと聞き始めたのが今年1月に大阪のS-POP LIVEに入るために予習していたときで、その後も今年の再生回数トップ10に曲が入るくらいヘビロテしており(なんと今年のトップ1000リスナーに入ってた)、くじらさんの音楽にも彩りを添えてもらった2025年だったな。いつも素敵な出会いをくれる加藤さんに感謝。
歌詞はWhaleDon‘t Sleepワールド全開でまだ解釈できていないところもあるんだけど、やっぱり一番好きなフレーズは「ここまでとここからの間ででたらめに踊って 飛び跳ねた足音がまた誰かのリズムになってでたらめも意味を持つ」というところ。
去年、人生の第一幕が終わったかもと思ったタイミングがあり、じゃあここからの第二幕のテーマはなんだろう?と、今まさに幕間というか、「ここまでとここからの間」にいるような気がしていて。どうしようかな、どうしたらいいかなと自分にとっての命題を探しながらでたらめに生きている日々なのですが、そんな私の足音も誰かのリズムになって、意味を持つことがあるのかも。
「ありがとう」「愛してるよ~!」って、コンサートの締めにお決まりのNEWSの声が入っているから、きっと『君のままで』前の最後の曲だなと思っていたけど、まさにそのタイミングで聞いた『ラブとラブ』は明るく照らされた会場をすごくLOVE&PEACE&SMILE(LPS)で満たしていく感じがして、『We are Team NEWS』に続き、また違ったテイストの名曲が生まれたなと思った。
これからもきっと、誰かの温度を感じてあたたかくなりたいとき、この曲を聞くと思う。
君のままで
「変身」を歌うアルバムの最後が『君のままで』という曲で終わる理由をずっと考えていた。
「ありのままでいい」「変わらないでいい」と言われると優しく聞こえるけれど、『変身』というテーマには一見矛盾しているように思える。「息を止めてStay」と言いながら、「嘆いて もがいて でも踏ん張って 進んでいく」というくらい、なにかに向かって前進している。
恥ずかしながら、ライブが終わった後も聞き続けて、ある瞬間にやっと第三講の「変わらずにいるために、変わり続ける」という話をしているんだと気づいた。そしてそれは、第一講の「昨日と今日の自分が、同じ存在であると本当に言い切れるでしょうか?」という問いに対して、「変わってもいるけれど、自分は自分と言い切れる」、その自分らしさは大事にしていこう、というアンサーなのかなと。
では、そんなふうに、いつの時代もNEWSをNEWSたらしめる要素はなんだろう。
”NEWS”という名前が掲げられていること。
今の3人が船に乗り続けていること。
どれも一つの要素ではあるけれど、個人的には、それはやっぱりNEWSが結成したときの目的にーー希望を歌い、誰かの応援をすることにあるのではないかと思っている。
デビュー曲って一種のまじないというか、やはりそのグループらしさを象徴するものになってしまうと思っていて。
「巻き起こせ嵐」と歌った嵐が国民的アイドルとして一世を風靡し、パイオニアとして数多の道を切り開いたように、
「思いっきりブチ破ろう」としてたKAT-TUNがそのグループらしさを貫き、セットを破壊する演出で幕を下ろしたように、
NEWSのインディーズデビュー曲は『NEWSニッポン』でメジャーデビュー曲は『希望~Yell~』、
「独りじゃないよ」で「君に幸あれ」なのである。
別にデビュー曲が応援ソングじゃないグループの方がいっぱいある中で、
バレーボールの応援のために精鋭がかき集められてできたグループがNEWSであり、
愛や勇気や夢や希望や、そういうきれいなものを信じて歌い続けることがNEWSらしさなのではないかと思ったりする。
そしてそれは、この23年間、変化を余儀なくされながら変身を続け、
今もここで歌い続けるNEWSの旅路そのものが表象している言葉たちでもある。
これを書きながら、これって私がNEWSに対してずっと思っていることだな~どこで書いたっけな~と思っていたら、自分の大学の卒業論文だった。
せっかくなので、ちょうど5年くらい前に書いたNEWS論の結びの一文で「変身論」の感想を締めたいと思います。
「彼等がNEWSとして歩み続ける限り、それが誰かの希望になるのだ」
(なんとびっくり、原文ママ!)