EVERGREEN

好きな人が物書きなもので、つい。

うたプリオタクでNEWS担の私が見た『マジLOVEキングダム』

 

 www.youtube.com

 

予告編を見てびっくりした。

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 は???四銃士じゃん。

 

しかもその後ろに聳えるメインステージ、城。

 

城!!!!!

NEWS LIVE TOUR 2012 〜美しい恋にするよ〜 より)

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絶対制作サイドにNEWS担いるじゃん。隠しても無駄だからな!!!!

 

 

 

そんなわけで、実は既にうたプリオタク2年生でもある私は、この予告編を見て大変に興奮しつつ入国したのであった。

 

 

 

 

 

……そして数回の出入国を繰り返して気づいたら4週目になっていた。7週目までの上映が約束されたところで、やっぱりこの映画をいろんな人に見て欲しいなと思い、まとまらない感想をしたためていたらさらに数日かかってしまった。

 

なんとか書き上げました本日、以下、『ジャニオタが見るマジLOVEキングダム』という視点を保てるように頑張りながら、脈絡のない文章をなんとか二章に分けてお届けします。

 

 

 

1.『劇場版 うたの☆プリンスさまっマジLOVEキングダム』はなぜすごいか

私の初入国は比較的空いている平日昼間の通常上映だった。それから応援上映でも2回ほど入国しているけれど、何度見ても新鮮な「ライブを見た」感動があって、きっとこれは私がアニメに慣れているから、プリンスたちを見慣れているからではないのだろうと感じている。どうしてこんなにリアルな感動があるんだろうと考えた結果、たどり着いた答えが3つある。CG、②ライブあるあるの演出、③劇場という臨場感 である。

 

CG

これは本当に見事だった。アニメ4期のときからライブシーンにはCGが取り入れられていたけれど、あまりにもぬるぬるした動きが他のセルアニメーションのシーンと噛み合っていなくて賛否両論だった。また、最近の曲にはCGPVがついていたけれど、こちらは作画が違っていて、アニメのうたプリとはまた違った印象があった。それが今回は、アニメの作画を完全にキープした上で、滑らかな動きを実現していた。

 

これは私が映像オタクなことも関係しているとは思うけれど、キャラクターが顎を引いた時に髪の毛の束がパラリと前に流れるのを見るたび、声が出るほど感動する。

 

他にも、ムービングライトがカメラにかぶった時に一瞬画面がホワイトアウトする感じが再現されていたり、客のペンライトを振る速さがバラバラだったり。エンドロールを見たらペンラのCGだけで一つチームが作られていた。細部に至るまで緻密に制御されているのがわかって入国する(マジLOVEキングダムを見る)たびに感服するし、この技術の醸成を待つために8年かかっていてもおかしくない。ありがとうCGチームのみなさん。

 

 

 

 

②ライブあるあるの演出

ここからが本題。冒頭であまりにもNEWSのライブが踏襲されているということを書いたけれど、マジLOVEキングダムには事実NEWSだけでなく、いろんなアーティストのライブで見た!と感じる演出が大いに詰まっていた。パンフレットや雑誌のインタビューを読んでいたら、制作が決まってから、スタッフの皆さんはいろいろなアイドルのライブに出向いたりDVDを見たりして研究したらしい。きっとそこでNEWSのコンセプチュアルなライブも見てくれたんだろうな!なぜか私が嬉しい。

 

以下、いくつかの楽曲を取り上げて演出について書いていく。

 

 

Overture

Overtureは前述の通り、汽車に乗って王国へ出発するまさにNEVERLANDな世界観。一人ずつメンバーの名前が出る紹介の演出は定番。

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・ファンタジック☆プレリュード / STRISH

登場直前に暗転で待機してるところが映る、ドキュメンタリー感のある1カットが楽しい。と思いきや、頭サビは塔の上で歌ってたのに、花道まで飛びおりた?!一見不可能に見える演出にARASHI BLAST IN MIYAGIのオープニングを思い出す私。会場で見えている塔の上のスタリはきっとダミーなのでは

 

サビ前に花道を歩いていくと正面のスタンドにはSTRISHの文字が輝いている。完全制御のフリフラ~~!!!

アイドルのなぞったところがキラキラしたり、ウインクで星が飛んだりするのはまるでメインモニターで合成した演出みたいだなと思った。というかそうじゃなくても心の目ではそう見えているので全く問題なし。TouchNEWSが投げキッスするとき、たとえモニター演出がなくてもハートは見えるのだ

 

 

 

 

THE WORLD IS MINE / QUARTET NIGHT

出たよ四銃士。ライブで言うなら NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO(紛らわしい)の四銃士だよこれ。剣戟してるかしてないかの違いですよ。みんな見て。

 

 

GIRA×2SEVEN / HEVENS

天井からピアノ線で吊られたメンバーが降りてきて回転する、通称イケメンシャンデリア。まあピアノ線は無理だよプリンセス天功か、って感じだけど、普通に上から降りてくるときに使う特機を使えばできないことはない気がしてしまう。うたプリで言ったらマジLOVEライブ(プリライ)4thJOKER TRAPNEWSで言ったらEPCOTIAのオープニングをうまく再利用すればできそう。 

 

・エゴイスティック / 那月・蘭丸・瑛一

鳥籠!!!鎖!!!オタクの性癖にど直球の球投げるのも大概にしてほしい。NEWS担としては、やっぱりEPCOTIA ENCOREでのLVEの演出を思い出してしまう一曲でした(まだ映像化されていないのが惜しい)。あれはセンターステージの周りに半透過のモニターを降ろして檻のように見せる演出だったけれど、今回のような籠なら、可動式のレーザーでも演出できるかもしれない(NEWS LIVE TOUR 2019 WORLDISTAFIGHTERS.COM参照)。鎖は……発泡スチロールかな……。

 

Feather in the hand / 真斗・カミュ・瑛二

花道にパッと明かりが広がる演出がとてもきれいで嵐の5×20での演出を思い出す。花道にもきちんとLEDを敷き詰めている。なんという潤沢な予算。と思ったらリフターがめちゃくちゃ高く上がっていった。いやいや、そんなに高かったらほとんどの席から全く見えないのでは!?天井席のみなさん大サービス。というか、いくら怖くなくてもリフターには柵をつけてあげてくださいたまに落ちそうになる推しを何度か見ているので……。あと、水の量がやっぱりスタジアムレベル。アリーナはおろかスタンドまでずぶ濡れ必至の水量なので、防水のためのゴミ袋必須

 

 

カレイドスコープ / トキヤ・セシル・大和

最初はメインステージから登場して滑るようにセンターステージへ。ローラースケートで移動してるけど、私はNEWS担なのでQUARTETTOWonderのミニセグウェイを思い出していた。とまあ、そこまでは重力に従ってたのに、途中からはホバーボードで空を飛ぶという……あそこまで自由自在に美しくとは行かないけれど、要はフライングなので、現実に実践するならARASHI BLAST IN MIYAGIの潤くんソロを応用する感じになるのだろうか。どちらにしろ生半可なトレーニングではできない芸当です。3人の体幹すげー!!

 

・愛を捧げよ~the secret Shangri-la / HEVENS

透明なムビステで登場。そ、それは松本潤氏に特許があるやつでは!?大丈夫!?と思っていたら、地上を移動するのではなく、ステージごと吊られてた。いやいやピアノ線でって無理が……というかものすごく揺れそうですね……。オープニングに続くこの演出により少なくともHEVENSには高所恐怖症がいないことが発覚した。というか、そんな高いところを飛んで、アリーナはおろかスタンドのファンも全員靴の裏しか見えないのでは……やはりこのライブ、天井席こそ神席。

 

 

FLY TO THE FUTURE / QUARTET NIGHT

HEVENSが去った後のスモークに歯車を投影する演出は、ディズニーのショーでよく見るやつですね。と思ったらそれぞれが歯車に乗って出てきた!メインステージに接続された超巨大リフターと言ったところか。しかも乗ってる部分が着脱式。すごい。「今までも、そしてこれからも」前の特殊なアングルでは NEVERLANDシリウスを思い出す。FTTFはいつも泣いてしまうのであんまり大したことが言えません。

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・ウルトラブラスト / STRISH

KAT-TUNもびっくりの大特効祭り。知ってますか、あの炎ってスタンド席にいてもスタジアムの真ん中のステージで上がったものの熱を感じるレベルなんですよ……それを客席からも噴射するなどと……ドーム燃えるわ!!!しかし炎が上がるとテンションも上がるのはオタクの生態なので演出自体を否定することはできない。特効楽しいよね。

 

 

・マジLOVEキングダム

ライブ終盤での外周曲。グループごとのフロートにそれぞれカメラをつけてくれるの、めちゃくちゃわかってる。STRISHQUARTET NIGHTHEVENS!のコーレスでそれぞれ違うグループがカメラに向かってポーズ取るのが本当にかわいい。ただ、そのあと列車に連なって空へ飛んでいくのはいいけど、ちゃんと外周は全部回ってあげような……360° 270°くらいがフロート来ない悲しみのゾーンになっているのが切なすぎる……

 

 

 

現実にはあり得ないような演出も中にはあるけど、それでも東京ドームという圧倒的な現実の景色が土台になっているからフィクション感が薄いし、実現可能性において「ありえること」と「ありえないこと」の絶妙な中央値を表現しているから違和感がない。雑誌でスタッフの方が「数年後の未来ではできていそうなこと」を意識して表現したと言っていたのが印象的で、(本当は魔法を使える人もいるんだけど)魔法で空を飛ぶんじゃなくて、ホバーボードで飛んでいるからそれっぽい。宙に浮くのではなく、なにかしらで吊られているからリアリティが増す。マジLOVEキングダムは細部に至るまで、そんなこだわりによって成り立っている。

 

他にも、

 

・同じ振り付けを踊っているときのメンバーごとの微妙なズレ

・「女子~!男子~!」「もっといるよね?男子~!」の煽り

MC後半で次の曲のメンバーをスタンバイのため捌けさせる流れ

・わちゃわちゃしながら3人で転んだ時、ハウリングを起こすマイク

MCで言葉に詰まってしまうメンバー

・自分以外のパートをオフマイクで口ずさむメンバー

 

などなど、アイドルのライブに一度行ったことがある人なら「わかる~!」となってしまう演出のオンパレード。これをライブらしさとして意識的に取り入れた制作陣の慧眼がやはりすごい。そしてなにより、フリフラやムビステなど(松本)潤くんたちが先頭に立ってつくりあげてきたジャニーズのコンサート演出が、日本の「アイドルらしいライブ」のスタンダードとして多分に取り入れられていることに、なんとも言えない感動を覚えた。うたプリがジャニーズをトレースしているのではなく、ジャニーズが築き上げてきたエンターテイメントが、もはやジャニーズ事務所のものだけではない、日本のアイドルカルチャーになったのだと感じる時間だった

 

 

 

③映画館が生み出す臨場感

 

そして、最大の「あるある」にして、これが映画でなければいけない理由はにある。

パフォーマンス中のコール&レスポンスや歓声のみならずMC中にひそひそ話す声が前後左右から聞こえてきて、本当にライブ会場にいるような気分になるのだ。通常上映でちゃんと聞いていたら、他のお客さんが耐えきれずに声を漏らしてるのかなと思うほどのリアルさ。ファンサをくらった瞬間に、ファンが死んでいく声が聞こえるからすごい。しかも、前の方であれば声が小さく、シアター後方であれば客の声が大きめに聞こえるようになっている。その立体音響を叶えるために、マジLOVEキングダムはTVシリーズでもOVAでもない「劇場版」である必要があった。

 

加えて、映画館という環境。暗闇にペンライトが映えるというだけでなく、発声上映という環境に行けば、ライブに観客として参加することが可能になる。舞台挨拶でキャストの森久保さんが「この映画は皆さんの声が合わさって初めて完成する」と言っていたのは本当にこの作品の特性を押さえているなと思った。週ごとの入場特典やアンコールの追加(2週目からアンコールの映像が追加になった)も、映画だからこそできたサプライズかもしれない。さらに言えば、アニメや2.5次元ミュージカルなどのコンテンツではライブビューイングやシネマライブ(編集済みのライブDVDを発売前に映画館で視聴できる)が多く行われているため、映画館はもともと二次元オタクにとってリアルタイムのライブを見に行く「場所」の一つなのである。その前提がおそらくマジLOVEキングダムというライブに「行く」という感覚を補強している。映画館という会場で見るものだからこそ、マジLOVEキングダムはただの「映画」ではなく、「仕事帰りに参戦できるコンサート」になる

 

だからこそ、今マジLOVEキングダムがちょっと気になる人は、円盤が出てから借りるのではなくて映画館に行って見てみてほしい応援上映ってちょっとハードルが高そうに見えるし、私も今回初めて行ったけれど、マジでペンライトを持っていなくてもC&Rができなくても大丈夫。うたプリ応援上映は既に入っているファンの声に合わせてこちらも声を出す、という感じで、周りに気を遣いながら各々楽しむというスタンスなので、大きな声を出せないことを気にしなくても全く問題ない。もちろん通常上映でも十分臨場感を味わえるのでオススメ度1000%。とにかく、この作品を劇場で見るのと自宅で見るのとでは全く体験の価値が変わってくるので、何はともあれ映画館で鑑賞することを強く勧める。

 

 

 

 

 

2.アイドルコンテンツとしてのうたプリ

 

最初にマジLOVEキングダムを号泣して見終わった時に思ったのは、「うたプリはもうアイドルコンテンツの全てを網羅したな」ということだった。

 

「東京ドームでパフォーマンスする推しが見たい」というのは多くのアイドルファンが一度は抱いたことのある願いだろう。声優さんによるパフォーマンスならともかく、二次元コンテンツには難しいだろうと思われていたそんな願いを、うたプリは今回の劇場版で叶えてみせた。

 

そしてそれが叶うまでには、ちゃんとストーリーがある。マジLOVE LIVEキングダム中のMCでもあった通り、この3グループ合同のライブが開催されるまでにはそれぞれのグループ間でもグループ内でも紆余曲折があったこと、一人一人があのステージに立つまでにもいろいろな苦労を経験したことを私たちは知っている。

これはアイドルアニメ全部に共通して言えることだけれど、現実のアイドルコンテンツでのドキュメンタリーにあたる裏側の成長物語を、私たちは知ることができる。それも、見せるものとして微塵も飾られていない、ありのままの本人たちのストーリー。加えてうたプリはもともと恋愛ゲームなので、ゲームの中ではアニメでも描かれていないような深い話だって描かれる。そこに至上のドキュメンタリーが存在するのだ。

 

さらにその間、現実でも8年という時間が流れた。PSPの恋愛ゲームからスタートしたうたプリが人気を博し、アニメになり、ライブが開催され、劇場版になった。その数年でCG技術が発展し、ファンのみんなが貢いできたお金が制作費用になり、ここにマジLOVEキングダムが誕生した。一年や二年で廃れてしまう作品も多い中、これだけ長くコンテンツが続いたことで、うたプリはアイドルと一緒に同じ時間を歩み、夢を叶える感動をも与えてくれたのである。

 

一体うたプリがまだ叶えていないことなんてあるのだろうか。

ここでひとまず、アイドルを応援する上で自分が思いつく限りのコンテンツを挙げてみる。

 

・アイドルとの疑似恋愛……恋愛ゲーム『うたの☆プリンスさまっ』~『Dolce Vita

・音楽……言わずもがな。現在はSTRISHのソロベストアルバムが順次発売中。

・歌番組でのシャッフル企画……ユニットソングプロジェクト

・関係性のエモさ……先輩&後輩、同クラ、幼馴染、and so on

・ラジオ番組うたプリ放送局』

・ドラマ・映画出演……Shining Masterpiece Show』などのドラマCDShining Live

SNSでの交流……プリツイ(各アイドルの期間限定Twitter

CM出演……Shining Live内ストーリー

・雑誌掲載……ゲーム特典『シャニスタ』

・コンサートグッズ・その他グッズ……公式グッズ

・直筆サイン・メッセージ……グッズやドラマもののCD特典の「書き込み入り台本」

・生で会えるライブ……プリライ、カルライ、ファンミ、『マジLOVEキングダム』

 

こうしてみると、握手会以外のほとんど全てのコンテンツを、『うたのプリンスさまっ♪』は網羅していることがわかる。わかってはいたものの、改めて書き出してみると手厚すぎる福利厚生に思わず舌を巻く。

 

 

 

そして今回特にすごいなと感じたのが、これまで「うたプリ」という世界観の中に独立して存在していたそれぞれのコンテンツが、キャラクターの名前や設定という部分以外でもリンクしたように感じられたこと

 

例えば、うたプリではこれまで9回ほど声優さんがステージに立ってパフォーマンスする形式のライブ(プリライ)が行われてきたけれど、かっこよく歌って踊ってくれたとしてもそこに立つのは生身の人間であって、「声」以外の共通点は薄かった。声優さんの一挙手一投足にキャラクターを投影して楽しむファンは多かったけれど、その一方であまり興味が持てない人もいたっておかしくなかった。

 

それがなんと、マジLOVEキングダムでは、確実に声優さんの動きの癖とでも言うべきものがアイドルの動きに反映されていた。ジャニオタの皆さんなら想像できるだろう人によって微妙に違う手の振り方とか、歌っている時の動きとか、リズムの取り方とか、本当に些細な仕草に見覚えがあるのだ。キャラクター自体はアニメで動いていたけれど、そういう「リアルな動き」を解釈して表現してきたのはずっと「中の人たち」だった。それが逆輸入されることによって、声優さんにキャラクターを投影して楽しんできた人たちにとってはよりリアリティのある「キャラクターらしさ」が生まれ、うたプリのキャスト陣はただの「CV」ではない、唯一無二のアイドルたちの影法師になったのだと感じる。

 

思い返せば似たような事例が他にもあった。うたプリではアイドルの直筆メッセージが公開されたり一枚一枚手描きのサイン入りCDなんかが店に展示されたりすることがしばしばあるが、その筆跡がキャストの方の筆跡とよく似ているのだ。例えば前野智昭さんが書くひらがなの “カミュなんて本当にそっくり。先述した通り、うたプリというコンテンツの性格上、これまで現実の舞台に立つのは声優さんが多かったからこそ、私たちがそこにキャラクターを投影しやすいようにさまざまな共通点が作られていたというわけだ。うたプリ制作チームの用意周到さに鳥肌が立つ。

 

 

 

本当に私がずぶずぶとうたプリオタクになってしまった原因はここにある。とにかく設定が緻密なのだ。一人の人間を描くときに、ゲームやアニメはどうしても「こういうキャラ」と数行でまとめてしまうけれど、その数行には収まりきらないアイドルのパーソナリティをうたプリは見せてくれる。例えばゲームの初回特典には雑誌風の小冊子がついてきて「〇〇に聞きたい10の質問」とか「〇〇のとある一日」とかが載っているの、本当にドル誌だーー!と興奮するし、キャラクターのTwitterではそれぞれ浮上するタイミングや投稿するデバイス(iPhoneの人とAndroidの人とPCの人がいる)まで違う徹底ぶり。キャラクターとわかっていても、生身の人間を相手にするのと遜色ない実在感がある。

 

あとはもう単純に曲がいい。そしてとにかく歌も上手い。キャストも歌声で選ばれてると聞いたことがあるくらい、歌手としてフェスに出れるレベルの声優さんで構成されている。本気の宮野真守GRANRODEOのボーカルとOLDCODEXのボーカルがハモってビブラートでケンカするコンテンツ、それがうたプリ……

 

 

 

 

もちろん挙げたらキリがないのでこのへんにするけれど、本当に、全てのアイドルオタクにマジLOVEキングダムを見てほしい。ライブDVD1800円で見れると思ったらとっても安い!!そしてなんと本日発売の「増田貴久 夏の夜、午前零時」なananにはQUARTET NIGHTのインタビューとマジLOVE LIVEキングダムのライブレポートも載っています!!!なんてこった!!一石二鳥にも程があるぜ!!!

 

anan(アンアン) 2019/07/17号 No.2159 [夏の京都/松本潤]

anan(アンアン) 2019/07/17号 No.2159 [夏の京都/松本潤]

 

 

 

そして、うたプリファンの皆さんも、キングダムロスになった頃にでもぜひNEWSのパフォーマンスを見てみてほしい。髪色やライブの演出の二次元感と歌唱力に定評があります!!!!激甘ラブソングもキテレツソングも歌います!!!歌って踊ってハモるジャニーズ事務所QUARTET NIGHTですどうぞよろしく!!!!!なんと乙女ゲームも出てます!!!オススメのライブDVDNEVERLANDです!!!!

 


https://apps.apple.com/jp/app/news%E3%81%AB%E6%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6/id1299579648

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とまあ、お気付きのようにこれは一石二鳥を狙った盛大なダイレクトマーケティングなのですが、これを読んだ人がNEWSうたプリに少しでも興味を持ってくれたらこんなに嬉しいことはないです。

 

最後まで読んでくださりサンキューベリベリマッチョッチョ!

うたプリの推し・寿嶺二くんの決め台詞です)

 

 

 

 

とりあえず日本はSTRISHQUARTET NIGHTHEVENSをタレント名鑑に登録してほしい。

そしてマジLOVEキングダムを半永久的にアンコール上映してください。